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心理学用語・ツァイガルニク効果 [心理学]

心理学用語・ツァイガルニク効果

今回はドイツの心理学者クルト・レヴィンの研究によるツァイガルニク効果について。
ツァイガルニク効果とは『人は達成できなかった事や中断している事のほうを、達成できた事よりもよく覚えている』という現象をいいます。
達成したことを覚え続けると、新たな課題を覚えることが困難になるといわれています。
逆に、達成できないことは、何度も挑戦することになるのですが、反復挑戦したものについては、忘れにくくなるとも言われています。
わたしの場合、試験勉強などで必死に覚えたことが、試験が終わると忘れていってしまう、というような経験がよくありました(笑)
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心理学用語・認知的不協和

心理学用語・認知的不協和

今回は、人間の矛盾した行動と、その矛盾を解消しようとする行動についての心理学を。
タバコを吸っている人で説明いたします・・・タバコが肺ガンの原因になる可能性があることを知りながらタバコを吸い続けているケースが多々あります。
でもタバコを吸い続けてしまう人は何らかの理由付けをしている場合が多いです。
理由付けの例としては「タバコを吸っていても長生きしている人がいるから」「肺ガンより交通事故で死亡する確率のほうが高そうだから」
「ストレスをためるよりタバコを吸って精神安定したほうが長生きしそうだから」など、様々な理由をもっていらっしゃいます。
こういった矛盾を心理学では「認知的不協和」といいます。
また人はついつい認知的不協和の解消を行う傾向があるということです。
こういった認知的不協和はアメリカの心理学者フェスティンガーが様々な実験を行っています。
ある実験では、給料の高いチームと、安いチームにわけ、どちらにも同じつまらない単純作業を依頼します・・・給料の安いチームの人のほうが、そのつまらない単純作業を「楽しいもの」と人に伝える傾向が強くあることがわかったそうです。
認知した情報に修正を加えて不協和を解消しようとする心理が働くということでしょう。
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心理学用語・リビドー [心理学]

心理学用語・リビドー

心理学用語に『リビドー』という言葉があります。
用語の語源はラテン語の「強い欲望」を意味するようです。
心理学者フロイトは「リビドーは性的衝動を発動させる力」や「エロスのエネルギー」という解釈で使っていたようです。
フロイトの弟子であった心理学者ユングは「本能のエネルギー」という解釈をしていたようで、これが発端なのか、フロイトとユングは師弟関係を解消しています。
いずれにせよ、エネルギーは性的、エロス、本能からという解釈のようです。
私の知り合いに、こういったことでモチベーションをあげている人が実際います(笑)
モチベーションをあげる方法はいくつかありますがリビドーもその1つかもです。
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心理学用語・夢分析 [心理学]

心理学者といえばフロイトという人の名前がでてくる方が多いと思います。
では、フロイトという人はどういう人か・・・1856年オーストリア生まれの精神科医。
神経症の研究、PTSDの研究、精神分析の研究の成果を残しています。
有名なユングという心理学者の師匠にあたります。
さて、フロイトが残した研究のひとつ『夢分析』を備忘録的に書いておきます。
フロイトは「夢は抑圧された願望の表れである」と言っています。
夢を分析することによって心の内部を知ることの手がかりになるということでしょう。
フロイトの分析例として『獣に追われる夢』・・幼児期に受けた親からのプレッシャーが不安となって現れるとされています。
幼児期以外のプレッシャーも夢にでることもあります。
こういった不安夢を繰り返し見ることによって不安が解消されるという学説があります。
フロイト以降、ユングをはじめ様々な学者が夢分析の研究を行っています。

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心理学用語・社会的手抜き [心理学]

心理学用語・社会的手抜き

ある運動会でAチーム、Bチームが綱引きをしました。AチームもBチームも共に体重差、握力、筋力など、物理的な力が全く同じだったとします。
でも、AチームとBチームが試合をすると引き分けにはなりません。何故でしょう?
実は、人は、自分が大勢の中の一人であると認識した場合、心理的に全力は出さなくなる場合が多いからです。つまり手抜きをするということ。
手抜きの度合いは人それぞれですので、引き分けにはなりにくいということです。こういったことを心理学では『社会的手抜き』といいます。
『社会的手抜き』は『リンゲルマン効果』とも呼ばれ、マクシミリアン・リンゲルマンさんの研究で知れ渡っております。
また、北海道大学の長谷川教授によると、働きアリの10%はサボっているとのことで、これは手抜きというよりも、10%のアリは仕事をしないという訳ですので、ちょっと意味が違いますが、面白い研究だと思いました。

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心理学用語・社会的抑制 [心理学]

心理学用語・社会的抑制

前回の社会的促進に関連した理論で社会的抑制というものがあります。
社会的促進とは逆に計算問題を解くなど、他者がいることによって、効率が悪くなるものがあります。
このように複雑な計算や複雑な語呂の暗記など、他者がいることによって作業効率が悪くなることを心理学では『社会的抑制』と呼んでいます。
職場などで他者が大勢いることによって作業効率が下がる場合は1人になるほうがいいのかもしれません。
喫茶店などで仕事をサボっているように見えて、実はモーレツに仕事をしている人をたまに見かけますが、社会的抑制からの回避かもしれませんね(笑)

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心理学用語・社会的促進 [心理学]

心理学用語・社会的促進

心理学者トリプレットの研究から・・・
何か体力トレーニングや、ジョギングなど、ひとりでやるよりも複数人でやったほうが効率がよいモノがありまよね。
こういった単純に近い作業を複数人で行って作業効率が上がることを心理学では『社会的促進』といいます。

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心理学用語・集団極性化 [心理学]

心理学用語・集団極性化

ニュースなどで、青少年・少女が殺人を犯す内容のものがあり、私としては非常に心が痛いのですが、それに少しだけ関連する心理学ネタを。
心理学者ストーナー氏などが研究している『集団極性化』(リスキーシフト)という心理研究があります。
普段、普通の人と同様の正しい行動や思考をもっている人が、集団の中に入ってしまうと、その集団内のたった1人の他者の誤った行動でも同調してしまう傾向があるということ。
心理学者のジャニス氏は、スペースシャトルチャレンジャー号の事故や、アメリカのキューバ侵攻作戦なども『集団浅慮』によって起きていると推論しています。
独裁政治や、ワンマン社長なども含まれますが、独裁者にしても、ワンマン社長にしても、集団がなければ、たった1人で何もできません。
これが集団になると、どんどん過激な方向に向かうようです。
実際、こういったことが、様々な事件や、世の中の矛盾を作り出しているのかもしれませんね。

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心理学用語・傍観者効果 [心理学]

心理学用語・傍観者効果

ラタネさんとダーリーさんという心理学者が研究発表した『傍観者効果』というものがあります。
この傍観者効果について例をとって解説しますと・・・
ある教室でAさん、Bさん、Cさんがいて、D先生からら授業を受けていたとします。
その部屋の通風孔から突然煙が入ってきました。
Bさん、Cさん、D先生は少しだけそれを見て、全く知らん顔だったとします。
ではAさんはどういう行動にでるか・・・実は、これに近いある実験を行うと、A役の人の90%の人は、何の反応もしないそうです。
Bさん、Cさん、D先生には、あらかじめ、煙のことは知らん顔するように指示がでていました。
この結果からいえることは、人は周りの反応を気にしながら、他者から逸脱した行動をとりにくいということです。
この煙が火事によって発生しているとしたら大惨事になりかねませんね。
こういったことから、少しでも「変だな?」と思うことがあったら、「変わり者と思われてしまう」とは考えずに、早めの行動がとれたほうがいいと私は思っています。

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心理学用語・ハロー効果 [心理学]

心理学の用語で『ハロー効果』というものがあります。
ハロー効果とは、例えば、あるSさんというよく仕事ができるエリートサラリーマンがいたとします。
Sさんはドイツ語とフランス語が堪能で外国語大学を卒業しています。
外国人が集まるバーにもよく飲みにいきます。
この情報を聞いた上司のYさんは「Sさんは英語も堪能だからニューヨークの商談は彼にまかせる」とSさんに辞令を出しました。
でもSさんはドイツの帰国子女だったためドイツ語とフランス語は得意でしたが、英語は全く苦手でした。(※)
つまり、上司Yさんは、Sさんが英語が話せるのか確認もせずに、英語もできると誤った評価していたわけです。。。
こういった事例は世の中には多く、ハロー効果を利用した悪徳に近い商法や、詐欺もあるようです。
何事も、少ない情報での思い込みを避けることが、世渡りで失敗しないコツのひとつでしょうね。
ちなみに、ハロー効果は コロンビア大学のE.L.ソーンダイク教授の実験から世に知られている認知バイアス(偏り)の一種です。
英語が得意なドイツの帰国子女の方も世の中にはたくさんいますが(笑)

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タグ:心理学 心理

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